今回は「行動」における心理に関するお話です。
この章は内容もおもしろかったのですが、ラストの表現が大好きで何度も読み返してしまいました。
要約
行動をしようとする何時間か前に、人はこれから自分が行おうとしていることに思いをはせる。
そこで感じるのは「わからない」という感覚である。
この「わからない」という感情は人々を魅惑し、同時に人々に不安を与える。
つまり、この「行動の心理」というものは、プラスの力とマイナスの力がほとんど同じに引き合っており、プラマイゼロで全く無駄なことを考えているのである。
あれこれ考えるより行動してみる
この章を読んで、行動において重要なことは一歩踏み出してしまうことなのだなと感じました。
行動に対する不安は、
「実際に行動してみると次々と与えられる要求の解決に忙殺されるために消える。
そして、何度も訓練するうちに楽なものになっている。」
と書かれていました。
たしかに、行動をしているその瞬間って、目の前のことにいっぱいいっぱいで、何かに不安を感じている暇はないですよね。
そうやって目の前のことに集中して、気づいたらできなかったことができるようになっていたって感覚を久しく感じていないなぁと思って、何かに挑戦してみたい気持ちが湧いてきました。
感想
冒頭でお話しましたが、私はこの章のラストの表現が大好きです。
何かといいますと、
この章は上記の内容を「ヘリコプターの訓練」を例に解説されています。
ヘリコプターなんて、フツーの人は乗らないですし、
ましてや訓練なので観光目的ではなく着陸できない場合を想定したかなりイカツイものです。
なので、読んでいて想像されるのは自然と、凛々しい男の人が飛んでいるヘリコプターから降りてくるという情景です。
そんな訓練という「行動」の様子を「心理」を交えて説明した最後に
青空にホバリングするヘリコプターから、夏草の緑の上へ平気で降り立っているのである。
そこで初めてわれわれは行動家らしい微笑を浮かべて、友だちのところへ駆け寄っていくのである。
という終わり方なんですけど、このギャップにやられましたね。笑
ヘリコプターの訓練が終わるのを待ってる友だちがいるんだw
ってゆうね。笑
そして「行動家らしい微笑」ってゆうのは、子供が何かできてうれしそうにしているような、
ちょっと誇らしい表情だと思うんですけど、
強そうな男の人がそんな嬉しそうな顔して友達のところに駆け寄っていくとゆうギャップにやられました。
この訓練してる人が大好きでした。
誰だか知らんけど。笑