【読書】身体を想うと同じことを繰り返す日々の暮らしが楽しくなる『血流がすべて整う暮らし方』(著:堀江昭佳)

久しぶりに実用書を買いました。

実用書ってあんまり好きではないんですけど、この本は控えめに言ってもめちゃくちゃオススメです。笑

なぜ買ったかというと、生理予定を1週間過ぎても生理が来なったからです。

わたしはいつも誤差はあっても前後2日くらいと、ほぼ予定通りに来るタイプです。

なので、今回1週間こなくて正直めちゃくちゃ不安になりました。

ただ原因はほぼわかっていて、ダイエットのために食事を減らしたからだと考えられます。

多分栄養不足でホルモンバランスが崩れたんですね。

この本を読んで、書かれていることを実践したら数日後に無事ちゃんと生理が来ました。
そのくらい救われた本でした。

また、ずっと悩んでいた「ダイエット」に対する考え方もこの本を読んでガラリと変わり、最近は食べることも前より楽しめるようになって、いろいろ順調にいっている気がしています。

今回は、そんな私の生活を変えてくれた『血流がすべて整う暮らし方』を読んで学んだことをまとめました。

この本について

著者は漢方薬剤師の堀江昭佳さんです。

『血流がすべて整う暮らし方』というタイトルからもわかる通り、血流を整えることについて書かれています。

「血流が整うと、人生が好転する」という著者のメッセージは、血流を良くするための生活を実践してみて本当にそうだなと実感しました。

また、人生は1日1日の積み重ねでできているから、1日を快適に過ごすことを大切にするべきだ、という考え方もとても納得しました。

そして「血流、整えたい!」という意欲が湧いてきました。笑

 

また、最近読んだマンガ「しあわせは食べて寝て待て」で、薬膳に興味を持ち始めていたので、
「はちみつショウガレモン」や「薬膳はちみつレモン」など、レシピとともにその効用についても紹介されていたのところも楽しめました。

実際に毎日寝る前に「はちみつショウガレモン」を飲むのが日課になりましたが、この時間がたまらなくしあわせと感じられるんですよね。

ショウガの辛さとレモンの酸っぱさは、忘れていた「味覚を楽しむ」ことを思い出させてくれます。
そしてはちみつのやさしい甘さでホッと一日の疲れが吹き飛ぶ感じ。おすすめです。

学んだこと

「血流」は人生を左右する

この本では、身体の不調を解決するカギは血流にある、と言われています。

西洋医学でも漢方でも共通して、血流が全身を流れることで次の5つの大切な働きをしているといいます。

  1. 水分を保つ
  2. 酸素、栄養、ホルモンを運ぶ
  3. 老廃物、二酸化炭素を回収する
  4. 体温を維持する
  5. 免疫力によって体を守る

そして、これに加えて漢方では「精神活動を支える」という役割があると考えられている。

血が不足すると、心の活動を支えられなくなるという考え方です。

この考え方から、漢方では「血流」というと、「血」の流れであると同時に「気」の流れであることも意味するのだそう。

だから、「血流」を整えることは精神状態を良好にすることにつながる。という論理だそうです。

5つの働きだけを見ても、血流を整えることで得られる効能は容易に想像できますが、「精神活動を支える」という役割を加味するとよりワクワクしますよね。

だって「血流」を整えたらイキイキといろんなことにチャレンジできるってことですからね!

睡眠は人生を変える

血流を整えることが大切であることはわかりました。

では具体的には何をすればよいのか?

というと、第二章のタイトル「一日の流れは「睡眠」で整える」と言っているように、睡眠時間を大切にすることが重要だと書かれています。

睡眠がなぜ重要なのかというと、
眠らないと血が作られないから。
血を増やすことができないから。
だから血流を整えるためには、まず睡眠を改善することが最優先なのだそうです。

睡眠時間が大切であることは薄々気づいていましたが、
ついついないがしろにした毎日を送っていたので、
平均的な睡眠時間は5時間半くらいになってしまっていました。

この本で睡眠の重要性を再確認して、
まずは睡眠時間を最優先にして生活することから始めました。

驚いたことは、連鎖的にその他の生活リズムが整っていったことでした。

わたしは7時間睡眠時間を確保することを目標に、22時には布団に入ることを守ることだけを意識して生活してみました。

すると、朝は5時でもすっきり起きれるし、いろんなことにすごく寛容になりました。

たとえば、大嫌いなカラスにもあまりイライラしなくなりました。
人が毛嫌いするから、向こうも人のこと嫌いなんだろうな
と、ちょっと相手の立場に立てるようになりました。

少し前の自律神経が乱れていたときは、
いつも何かに追われているような、
深呼吸しようとしても息苦しいような、
何も思うように行動できない自分に嫌気がさすような、
そんなネガティブな感情でいる時間多かったのだけど、
睡眠を変えたらそれが大分減ったなと感じています。

生理痛はないのが普通

この本を読んでよかったな、と一番に思うのは、生理について学べたことです。

まず、生理痛はそもそもあるべきものではない。
ないのが正常だ。

というのは正直ハッとさせられました。

私自身はもちろん、友達も生理痛で薬を飲んでいたりするのは知っていたので、生理の時は痛むものだと思っていました。

ではなぜ生理痛が出てしまうのかというと、子宮が冷えてしまっていることが大きな原因だといわれています。

この原理については本書でわかりやすく説明してくれているのですが、この事実を知るだけで、身体を温めることの重要性が理解でき、日々の小さな行動を変えることにつながっていきました。

例えば、身体が温まるものを食べよう、とか、
湯船にしっかりとつかろう、とか
生活の中に運動を取り入れよう、とか、

身体を想った習慣につながっていきました。

また、最近よく聞く「布ナプキン」ですが、あれは環境に良いだけだと思っていたのですが、身体にもよかったのですね。

(血が冷えておなかを冷やしてしまうことを防げるのだそうです。)

だから布ナプキンでなくても、長時間ナプキンを放置しないというだけでも冷えの対策になるというのは新たな学びになりました。

また、生理の量についても知れたことがよかったなと思っていて。

なぜかというと、自分が誤った解釈をしていたからです。

わたしは量については正直、「多い方が健康」とか勝手に思っていました。

しかし、教科書的には1回の生理で20~140mlとされているそうです。

これを大きく上回る場合は、生理の血以外の血が出ているということ。

つまり、傷ができているということです。

生理で子宮内膜が剥がれ落ちるときに傷口ができ、それを止めることができないから出血が増えている、と。

子宮内膜は酵素によって分解されているのですが、

子宮が増えていると、酵素が働きにくくなっているから、無理やりはがされることになり、傷口ができてしまう。

という原理だそうです。

さいごに

以上が、この本を読んでわたしが学んだことです。

生理についてはネットで検索して出てくる程度の情報しか知らなかったので、仕組みや痛みの原理を学ぶことができてとても良い機会になりました。

驚いたのは、本に書かれていることを実践しただけで数日後に生理が来たことでした。

日々の小さな生活習慣は身体にとってはそれだけ重要なことであるのだと、身をもって感じました。

漢方は医学的(科学的?)に言えば少し不確実なところがある印象でしたが、データがどうであれ自分の人生に良い影響を与えている以上そのあたりはどうでもいいかなというのが個人的な感想です。

生活習慣を少し変えるだけなので、お金もかからないし、何かを脅かすリスクもまったくないですしね。

今回は生理が中心のお話でしたが、シリーズの『血流がすべて解決する』も気になるので次に読んでみようと思います♩